課外活動

HUNGRY

2003年1月28日-2月2日 @シアターVアカサカ

Hungryチラシ

キャスト

宅間孝行・永田恵悟・西村清孝・杉田吉平
飯島ぼぼぼ・Q・水樹あい・長谷川紀子・守谷裕樹
田辺美智子・村上和彦・野口小百合・高山裕彰
須加尾由二・岡村ゆきえ・松永亜樹

スタッフ

作・演出/サタケミキオ 照明/日高舞台照明
舞台監督/冨広陽子 舞台美術/向井登子
音響/飯島弘敬 宣伝美術/山本恵章
演出助手/西慶子 製作/碓井夕梨子

ストーリー

東京はとある所にある「北町病院」。この病院には様々な人が入院していた。総選挙を間近に控えた山之内代議士が突然倒れ運び込まれた。山之内の息子であり、父親の秘書も務める蓮太郎と秘書として長年仕える芥川、新人秘書のあゆみの3人は検査の結果をやきもきしながら待ちわびていた。検査の結果、単なる疲労と分かり胸をなでおろす3人だったが、総裁選を前に健康問題を対立候補陣営につつかれてはまずいと、入院の事実を党本部に隠そうとその場しのぎの言い訳を・・・。

一方、頑固で意地っ張りの典型的な江戸っ子のとび職の親方、花田浩美は検査の為入院していた。家族も本人も大病かと心配したが、結果は軽い胃潰瘍。調子付き、たまの入院生活でわがまま三昧の浩美。そこに一人の男が見舞いにやって来る。昔、浩美の元で丁稚をしていた武男が数年振りに現れたのだ。しかしこの男、とんでもない迷惑者。武男との再会に喜ぶのは浩美の娘、ふみばかり。そんな中、軽い胃潰瘍だと思っていた浩美の病状が実は・・・。

また、政界の古狸、浜惣こと浜村惣一郎は秘書を連れ親友である元横綱、三子山親方を見舞いに来ていた。総裁選を控えた大事な時期に仕事をほったらかすなど相手陣営に知れたらとやきもきする秘書をよそにばれる訳がないと意気揚々の浜惣であったが・・・。

平穏だった病院は患者、お見舞いに来た人、医者、看護婦、水道屋...様々な想いや事情が交錯し、とんでもない事態へと・・・。

解説

一幕モノ、ノンストップシチュエーションコメディーの第2弾。病院のロビーにエレベーターという設定を設け、一幕モノ第1弾「JOKER」より更にグレードアップ。より人のすれ違い、行き違いを笑いを交え追求した作品。最終的には人情コメディー的作風となっているが、これは前作の本公演「口笛」の切な過ぎるラストの反動からサタケ氏が、今度はとにかくハッピーな話をお見せしたいと思い創られた作品。

今回、劇中で大活躍のエレベーター。すれ違いなどの演出効果として、そのドアの開け閉めのタイミングはかなり重要。実はこのドアは手動で、裏で役者が交代でドアの両サイドにつき、ロープを引っ張ることで開け閉めを行っていたのだった。舞台上での芝居とのタイミングと裏でロープを引っ張る二人の呼吸と、まさに皆で力を合わせての舞台効果であった。そして本番では大きなミスもなく無事千秋楽を終えたのであった。

裏話-内部告発-

セレソン初参加にして見事ヒロインふみ役を演じた田辺美智子が、事もあろうに本番中にやってくれた。宅間孝行演じる武男に振られたと勘違いし、舞台上手袖(客席から見て右手)に駆け込むシーンでの出来事。勢い良く袖に駆け込んできた途端「ズボッ!」なんと劇場の壁にパンチで穴を空けてしまったのだった。熱演はわかるが、芝居なんだからそこまで勢い良く走り込まなくても。そのまま壁を突き破って楽屋に戻ろうとでもしたのであろうか、まさに力演。セレソン史上、劇場の壁に穴を空けた女として語り継がれる事は間違いないであろう。

また今回劇中で見事な演出効果であったエレベーター。そのドアの開閉時に鳴る「チン!」という音。実は音響さんがドアの開閉のタイミングに合わせ出していた効果音であった。しかもその音源はというと音響である飯島氏の自宅にある電子レンジの「チン」という音を録音したものであった。この電子レンジの音を自宅で夜中に一生懸命録音している飯島氏の姿を想像しただけで抱きしめたくなるというもので、さすが音の魔術師、音響界のマギー司郎、飯島弘敬。

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