課外活動

傷 -KIZU- (再演)

2011年7月5日-10日 @シアターサンモール

傷 -KIZU- (再演)チラシ

キャスト

一條 俊・伊藤高史・越村友一
栗田愛巳・天野暁兒・清田智彦・江田佳代
小谷早弥花・池田沙耶香・尾畑美依奈・畠山雄輔
高橋郁恵・菊池 優・阿部恭子/柳沢有紀(ダブルキャスト)

ストーリー

ガキの頃から何をするにもつるんでいた二人、陵と圭介。3流私大の陵と年少上がりで工場で働く圭介は、将来一緒に会社を経営するという夢をほんのりと胸に抱えながら、お馬鹿で陽気な日々を送っていた。 ある日、馴染みのお店でヘルス嬢の若菜という女の子と出逢った事で明るい二人の生活に暗い影を落としていく。

時は経ち、10年後。陵は若菜と共にホテトル「エンジェル」を経営していた。ホテトルの経営は順風満帆とはいえないが、馬鹿で明るいホテトル嬢達と賑やかな生活を送っていた。そんな中、エンジェルに勤めるホテトル嬢の旦那が「家内がここで働いているんじゃないか」と押しかけてくる。てんやわんやの大騒ぎの中、今度は若菜が「圭介が出所してきた」と大慌てで帰ってくる。圭介は子供の頃のトラウマで風俗業に対して異様なまでの嫌悪感を抱いていた。

「ホテトルやってるなんてばれたら殺されちゃう!」訪ねてきた圭介の前で、一致団結してホテトルをやっている事を誤魔化すエンジェルの面々。一人、誤魔化す事に気乗りしない陵。しかし、何とかその場を切り抜け、取敢えずほっと胸をなでおろしたのもつかの間、今度はエンジェルに強制捜査が入る事が判明。陵の逮捕が決定的となる。愛する陵が逮捕されると知った若菜はとんでもない計画を口にし始める。

エンジェルと陵の運命は・・・
そして、圭介は何があって10年の刑に服していたのか・・・

解説

この年の4月に東京セレソンデラックスとなって満10歳を迎え「10周年イヤー」と題したこの年の第1弾は、セレソンの記念すべき第1回公演「傷」を番外公演として再演。

この作品から宅間孝行自らが作、演出、主演と3役を担うようになり、言わばデラックスのルーツ的作品。今回は前年の番外公演同様、宅間は出演せずに演出に専念。そして出演者達のほとんどはお約束のオーディションで選ばれた面々。

「傷ついてるんですか 傷つけてるんですか」をキャッチコピーに、陵(一條)と圭介(伊藤)の友情、陵と若菜(江田)の愛情、その他まわりを取り巻く登場人物がそれぞれに抱える傷や切ない現実を描く。

セレソンと言えば、番外公演用に創られた作品以外では舞台セットが1シチュエーションというのが今やテッパンとなっているが、この作品は場面転換あり。そこで登場したのがセレソン初の回る盆のセット。舞台袖で転換のたびにみんなで回す回す・・・.。
セットも中身もバージョンアップしてセレソンの原点とも言える作品が甦った。

裏話-内部告発-

今回の場面展開に使用されていた回転舞台。転換の必要がなく、舞台上に乗ったまま回転しながら登場する様は中々格好がいいが、その舞台を回転させる動力は完全に手動という超アナログ仕様。手の空いているキャスト総動員の古代エジプトの奴隷状態でひたすら回したのであった。

今回は出演しないはずの宅間孝行だったが、生粋の目立ちたがりが舞台を前に出ないわけもなく、千秋楽のバーのシーンにお客さんとして登場。アドリブ芝居を展開し、カウンターに固定されていた飾りの酒瓶を無理やり飲もうとして破壊するなど、やりたい放題の限りを尽くしたのであった。また、セレソンの負け犬キャラである越村友一は汚職にまみれたダメ刑事を演じ、新ジャンル「クズキャラ」を確立。プライベートでもヒモ同然の生活を送るなどキャラ作りに余念がなかった。

スタッフ

照明:
日高勝彦
照明オペレーター:
坂元千晃
舞台美術:
向井登子
舞監:
井関景太
音響:
阿部洋子/小町香織
宣伝写真:
齊木恵太
宣伝美術:
越村友一/桧山恵美子
演出助手:
阿部恭子/柳沢有紀/小倉悠輔
制作:
小渡志乃/宮本佳織

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