課外活動

くちづけ

2010年7月7日-8月1日 東京@シアターサンモール
2010年9月22日-9月26日 大阪@梅田劇術劇場シアター・ドラマシティ
2010年10月8日-10月10日 名古屋@名鉄ホール
2010年10月15日-10月17日 札幌@道新ホール

くちづけチラシ

キャスト

宅間孝行・加藤貴子
石井愃一・東風万智子・藤吉久美子
芳賀優里亜・伊藤高史・須加尾由二
大見久代・たなかたく・尾畑美依奈・菊池優
金田明夫

ストーリー

幼稚園児レベルの知能を持つ、うーやん、頼朝くん、島チンたちが住むグループホーム「ひまわり荘」に、住みこみのスタッフとして、かつて大ヒット作品を、一度だけ、世に送り出した漫画家の愛情いっぽん先生と、娘のマコがやってきた。30歳になるマコの知能も幼稚園児レベル。マコが加わって「ひまわり荘」は今まで以上にパワーアップ。彼らの純真で、わがまま放題の行動が笑いを巻き起こす。

そんな中、うーやんとマコはお互いを、恋の相手として意識し始める・・・マコの恋に気が気じゃない父親のいっぽん先生は・・・

解説

東京セレソンデラックス10周年記念第2弾となる本公演『くちづけ』は、宅間孝行がここ最近、自分の琴線に触れる作品作りを本当にしているのか?と自分と向き合った時、真っ先に頭に浮かんだ、10年以上も前に読んだ新聞の切れ端の小さな記事を基に創られた。

世間的にはとても小さな扱いだったその事件が宅間の琴線に触れ、「いつかこの切なさを作品にして伝えたい」とあたためてきた。
そして宅間が学生時代に住んでいた思い出の土地、埼玉県本庄市を舞台に、物語は紡がれた。

約3年ぶりの新作となる本作は東京@シアターサンモールから始まり、大阪@梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、名古屋@名鉄ホール、初の札幌@道新ホールと大成功を収め、動員数は4都市合わせて約24,000人を数えた。
「お客さんがカタイ」という噂を聞き、心配されていた初めての札幌でも毎公演がスタンディングオーベーションで、札幌の大千秋楽では主題歌を歌う『のあのわ』のボーカルのユッコちゃんとピアノのリクくんが駆けつけてくださり、『グッバイ・マイ・ラブ』の生歌を歌うというサプライズライブも実現した。

『くちづけ』は東京セレソンデラックスにとっても、宅間孝行にとっても、思い出深い10周年記念の本公演にふさわしい作品となった。

裏話-内部告発-

東京セレソンデラックス10周年記念第二弾となる本作は宅間孝行がNHK朝の連続小説『つばさ』で俳優・金田明夫さんと共演したことからスタートした。

いつもは人の芝居にも辛口な宅間が、これほど関心を寄せ尊敬する俳優はなかなか出逢えないと金田さんに猛アプローチした。
金田さんも『流れ星』を観劇し、宅間の誘いに対して二つ返事でこれを了承したのである。 しかもこの時はまだ台本もタイトルすら決まってはいなかったのだから、お互いの信頼関係が無ければそうはいかなかっただろう。

後に金田さんは「この人(宅間)の書いてくる作品ならどんな台本であっても、受けようと決めていた」と語る。
宅間は金田さんの心意気に応えるべく、創作に取り組んだ。
こうして生まれたのが舞台『くちづけ』である。

そんな本作は切ない切ないストーリーとはうらはらに金田さん演じる漫画家、愛情いっぽんが手掛ける漫画『長万部くん』の中に出てくる長万部くんのギャグが多用されている。
これは稽古中に国村先生役の石井愃一さんが愛情いっぽんとの二人のシーンで、アドリブでやったことから生み出されたギャグである。
これを見た宅間が痛く気に入って採用され作品内に広がっていった。
そのギャグは「長万部くんのチンコッ!」である。
考えてみれば1作品1ウンコ作家を自称する宅間からすれば、自然な成り行きだったのかも知れない。

長万部くんのチンコ!のおかげで、稽古場、楽屋はもちろんのこと、女優陣までもが普段からチンコチンコと日常会話のように口に出すのが当たり前となっていった。
作品の前半部分は三行に一言は『チンコ』のフレーズが出てくるほどである。

稽古中のエピソードで、頼さん役の菊池優(当時21歳)が大ベテランの金田明夫さん(当時55歳)に対して「この人チンコだよ!」という台詞を、(こんな台詞も今まで聞いたことがないが)緊張の余りの言い間違いにしては酷すぎる「これウンコだよ!」と言い放ったことすらあった。
大ベテランを捕まえて初舞台に近い若手が、モノ扱いにし、それがしかも排泄物とは有り得ない話である。

結局、東京、大阪、名古屋、札幌と初舞台前の気合い入れのための円陣ではこの「長万部くんのチンコッ!」が使われていた。
また、各都市の千秋楽公演のカーテンコールでも、大号泣したお客さんまでもがこのギャグをキャスト、スタッフとともにやっていた。
舞台『くちづけ』という作品は、チンコに始まりチンコに終わった、近年まれにみる、他に類を見ない感動作品だったと言えよう。

スタッフ

主催:
東京セレソンデラックス(東京)/朝日放送(大阪)/中京テレビ(名古屋)/道新文化事業社・道新スポーツ(札幌)
企画:
オフィスセレソン(東京・大阪・名古屋) イキ・プロジェクト(札幌)
制作:
オフィスセレソン
後援:
FM802(大阪)
協賛:
エスアールジータカミヤ株式会社(大阪)
特別協賛:
北海道テレビ放送株式会社(札幌)
協力:
ビクターエンタテインメント/チアーズ/湾岸天然温泉INSPA横浜/キョードーファクトリー(東京)/サンライズプロモーション(大阪)
照明:
日高勝彦
照明オペレーター:
坂元千晃
舞台美術:
向井登子
舞監:
井関景太/鈴木晴香
舞台部:
野上大樹/藤井伸浩/深沢亜美
舞台装置製作:
坂元重光/矢田英孝(金井大道具)
舞台小道具:
高津装飾美術
音響:
阿部洋子/小町香織
衣装:
大野美智子/中山太渕
ヘアメイク:
下田亜希子/武田直子/川口陽子
音楽:
是末裕子/加藤久貴/八澤 勉
音楽制作:
伊藤薫/柴野達夫
映像演出:
尾形竜太
映像制作部:
高比良抗介/坪ノ内晃/千葉美沙都
映像撮影:
尾澤篤史
映像照明:
藤井隆二
映像CG:
小林一博
宣伝美術:
清水哲/小池幹雄/沖山亜紀
宣伝写真:
楢崎真也
イラスト:
廣岡昌
舞台写真:
齊木恵太
演出助手:
田中ぷぅ/横田恵美/金城大和
制作:
小渡志乃/小倉奈都美/宮本佳織

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