課外活動

ぴえろ(再演)

2005年9月6日-19日 @中野ザ・ポケット

ぴえろ(再演)チラシ

キャスト

宅間孝行・阿南敦子・永田恵悟・砂塚舞
西村清孝・飯島ぼぼぼ・笹嶋和人・金子俊彦
竹森りさ・鈴木陽子・水谷かおり・樫原弘明・西村花織

スタッフ

作・演出/サタケミキオ 照明/日高勝彦
舞台監督/松井佐知子 舞台美術/向井登子
音響/多田トモコ 宣伝美術/グラフマニア
演出助手/万田ユースケ 制作/碓井夕梨子・村上和彦

ストーリー

人情に厚くて、涙もろいせいで失敗を繰り返すコソ泥の沢木裕次郎と舎弟のヤス。

夏の終わりのある晩、二人が忍び込んだ先は下町は蔵前の寿司屋「すし政」。しかし、あえなく見つかった上にぼこぼこにされ失神。万事休すと思いきや、翌日目を覚ました二人を待ち受けていたのは歓迎の嵐だった。

「テル!お帰り!」・・・すし政の面々は十年前にそこを飛び出していった板前のテルと瓜二つの沢木を見て、完全に勘違いしてしまったのだ。おりしも「すし政」では大将が亡くなった直後。向かいの先頭の主人の源さん、セツコさん夫婦、見習をしていたみどり、亡くなった大将の次女の春子はテルがもう一遍ここで握ってくれりゃあ・・・と大はしゃぎ。

焦る沢木とヤスだが、何とかその場をしのいでトンズラ決め込もうと思った矢先、店長の秋子が現れ、沢木の心は揺れに揺れる。秋子に一目惚れしてしまったのだ。沢木の悪い癖に心穏やかじゃないヤスだったが、ヤスもヤスで居心地のよさにあっという間に「すし政」に心惹かれていく。

しかし、「すし政」を取り巻く環境は平穏ではなかった。大将が急死した後には莫大な借金が残されていたのだ。徐々に平常心を失っていく「すし政」の面々とそれに気付かぬ沢木とヤス。そこにはとんでもない秘密が隠されていたのだった。

果たして沢木と秋子の恋の行方は・・・
「すし政」の人々の運命は・・・

解説

三部作の大トリを務める「ぴえろ」。それぞれの初演時の上演時期が「夕」が7月、「口笛」が8月、「ぴえろ」が9月とそれにならって今回のこの順に。奇しくも年代を逆行する形に。つまりは「ぴえろ」がこの三作の中で一番古い作品という事に。

そんな「ぴえろ」、初演時は下北沢「劇」小劇場、場所を中野ザ・ポケットに移す事で「すし政」のセットもリニューアル。そしてキャストも宅間孝行と永田恵悟と急遽出演する事になった砂塚 舞以外は一新された。

今回の三部作見どころのひとつとしてそれぞれの話をリンクさせたエピソードをプラスアルファー。その最後の「ぴえろ」、沢木とヤスの二人は長崎へ旅立ち一作目「夕」へと無事つながっていくのだった。

こうして三ヶ月に渡り、出演者30名を越える「切ない夏の風鈴三部作」、一見無謀とも思えたこの企画、これにて幕を閉じるのであった。

裏話-内部告発-

今回初演の「WHAT A WONDERFUL LIFE!」のラストで看護婦役を演じて以来、セレソンから遠ざかっていた砂塚 舞が久々の登場。ブランクを埋めるのにかなりの苦労を。当初は声もしっかり出ない程であった。

もともと緊張しいの彼女。本番では前説の時から舞台袖にスタンバイ、少しでも緊張をほぐそうと精神統一を。しかしものの見事に登場シーンで乗ってくる自転車を倒し動揺しまくるなどハプニング、アクシデントを続出、精神統一の意味のなさを証明してみせた。

またその彼女がスタンバっている時に行われていた永田、西村、ぼぼぼのアロハブラザースによる前説、この本番中の飲みの席でたまたま私服のアロハで3人並んで飲んでいた事をきっかけに次の日から前説を担当する事に。同い年3人のぐだぐだ前説、舞台監督から「長すぎるから巻いて」とクレームも。

余談であるが、宅間演じる沢木がすし政の面々に捕まり翌朝目覚めてきた時に着ていたネグリジェは「口笛」で西が着ていたものであった。

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