課外活動

歌姫

2004年8月24日-29日 @シアターVアカサカ

歌姫

キャスト

宅間孝行・阿南敦子・杉田吉平・西村清孝
飯島ぼぼぼ・丸山麗・西慶子・万田ユースケ
樋口三佳・小渡志乃・吉成浩一・高橋亜里沙・小垣外翔

スタッフ

作・演出/サタケミキオ 照明/日高舞台照明
舞台監督/松井佐知子 舞台美術/向井登子
音響/飯島弘敬 宣伝美術/グラフマニア
演出助手/越村友一
制作/碓井夕梨子・野口小百合・藤田京子・村上和彦

ストーリー

ここは高知のとある寂れた漁場町にひっそりと佇む映画館「オリオン座」。

これから流す映画の上映を最後に閉館する事に。その最後の作品を観に、東京から息子を連れ小泉ひばりが訪れる。その土佐清水オリオン座最後の上映作品は1960年代に作られた「歌姫」という作品であった。脚本はジェームス太郎。戦後のドサクサで記憶喪失になった男と彼を愛する女性の純愛の物語であるという。この映画を最後に上映する事が、先月亡くなったこの映画館の持ち主、松中 鈴の遺言であった。

この作品には一体どんな意味があるのか・・・そしてひばりがこの映画を観に来た理由は・・・。
上映を前にひばりのかつての記憶が蘇ってくる。ここオリオン座が活気づいていた頃、人々が映画に熱狂していた昭和30年代へ・・・。

解説

今回は土佐清水、高知が舞台。「口笛」でのなんちゃって東北弁(北海道弁?)、「夕」での長崎弁に続き、今度はキャストのほとんどが土佐弁を喋る事に。方言指導には、岸田浜子役の樋口三佳が高知出身とあって大活躍。長崎出身の杉田吉平は独自のイントネーションにより新しい方言を生み出してしまったりと苦戦を強いられた模様。

また今作品の設定やテーマである「映画館」「昭和30年代」「記憶喪失」「土佐弁」らは、実はサタケ氏がこれまで何度となくチャレンジしようとしたが上手く話が作れず挫折してきた言わば「ボツネタ」なのだそう。その思い入れ深き愛すべき「ボツネタ」たちが、やっと日の目を見る事になった作品なのだった。

そして舞台セットも映画館の扉を境に外と中との空間の違いを出す事を心がけた演出が施され、特に扉の外のスペースが広くとられた事で、映画館の前の外の通りでの芝居が効果的に使われたりなど、とても奥行きを感じさせる舞台に仕上がった。

裏話-内部告発-

セレソン内でのルールとして「出とちり」は迷惑をかけた共演者に焼肉を奢らなければならない。「出とちり」とは芝居中で登場すべきタイミングをミスってしまう事である。

宅間孝行は吉成が呼びに来るまで楽屋でスタッフの村上と喋っていた為、出とちり。慌てて舞台に登場し「ただいま〜」。

また西村清孝は、クロワッサンの松のメイクに調子にのって夢中になりすぎ出とちり。必死にアドリブでつなぐぼぼぼに気付き慌てて舞台へ。「待たせたにゃあ〜」待たせすぎである。

宅間にいたっては「村上が話しかけるのが悪い。吉成が呼びに来るのが遅い。」と反省の色は全く見えなかった。

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