課外活動

夕(初演)

2003年7月8日-13日 @中野ザ・ポケット

夕(初演)チラシ

キャスト

宅間孝行・阿南敦子・永田恵悟・杉田吉平
飯島ぼぼぼ・重松花鳥・あい・十亀千尋
長南公・丸山麗・小渡志乃・越村友一
吉成浩一・高橋亜里沙・松永亜樹

スタッフ

作・演出 サタケミキオ 照明/日高勝彦
舞台監督/加治真理 舞台美術/向井登子
音響/飯島弘敬 宣伝美術/山本恵章 
演出助手/岡村ゆきえ 制作/碓井夕梨子・野口小百合

ストーリー

長崎にある海の家兼民宿「あいかわ」には地元では「長崎のキングギドラ」と異名をとり恐れられる暴れん坊のヤンキー三兄弟がいた。相川欣弥、元弥、雅弥の3人だ。「あいかわ」の隣りに住む幼なじみの三上 夕は次男坊の元弥「もっちゃん」に恋心をずっと抱いていた・・・。しかし当のもっちゃんはそんな夕の想いをよそに、夕の親友である薫に恋心を抱く。そしてその夕の親友薫は、元弥の親友、塩谷に恋してて・・・。

時が流れ、それぞれが大人になっていく中で、それでも夕はもっちゃんに対する想いをなかなか言葉にできない。そして夕には会社の上司、徳永からのアプローチが・・・。それぞれの想いが交錯する中、思いがけないラストへ・・・。もっちゃんは夕の想いに気付き、それに応えてやれるのか、夕はその想いを言葉にできるのか・・・。

解説

当初、宅間孝行が昼のドラマに準レギュラーとして出演していた為、出演が危ぶまれるも、何とか無事出演可能に。そんな訳で、当時の公演チラシのキャスト欄には「宅間孝行」の名前は載っていなかった。

そんな今回の芝居、長崎が舞台という事で当然、ほとんどの出演者が長崎弁を喋る事に。そして方言指導として長崎出身の杉田吉平が、長崎弁を喋るキャスト全員の台詞をひとつずつ直していくという地道な作業を。杉田吉平なしでは語れない今回のこの作品。しかし、当の本人が喋る長崎弁が余りにもネイティブすぎて何を喋っているのかさっぱりわからないというダメ出しが。

また、この作品では一場ごとに時代が移り変わっていくという形式をとり、キャストの衣装、メイクもさる事ながら、舞台セットも時代に応じ少しずつ変化させるといった演出が。しかもパッと見、気付かないような所にまでこだわりを。まるで間違い探しのようなノリで、セットの変化を見つけてはひとりほくそ笑むといった楽しみ方をしていたお客様もチラホラ。

裏話-内部告発-

かなりの頻度でバタバタが付きまとうセレソンの現場。多忙な為、サタケ氏の台本が上がらず、本格的な稽古に入ったのは本番二週間を既に過ぎていた。

そして事もあろうか本番まで一週間を切ったところでヒロイン役が交代というハプニング。代役で登場したのが阿南敦子。しかし阿南はひと晩で長崎弁も含め台詞を全部覚えてき、通し稽古で台本も持たず見事通してのけたのであった。これにはサタケ氏をはじめ一同感動・・・するやら自分を情けなく思うやら・・・。恐るべし、阿南敦子。やはりいくつになってもヒロインだけは譲れないらしい。その狂気ともいえる執念が垣間見えた瞬間であった。しかも今回セーラー服も着られるし。

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